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瀧之丞の会を終えて②


マジックショーは30分の予定でしたが時間が既に押してしまってる。

開演前に二部開演は19:20までにしようと決めていたので急いで着物に着替える。

洋服から着物へ。裃も付けて。


ほんの少し息を整える時間を頂き19:20ジャストに第二部開演!

こちらは七華との二人の舞台、その合間を縫って音響もやって、途中何かとちるともうどうしようもない状態。でもやり慣れた和妻の手順。マジックより安心して舞台へ。


浮かれの蝶

裃姿とこの演技で一気に雰囲気が変わった模様。マジックから日本手品へ

この流れは正解だったと思います。

七華の後見を入れて。

後見が入るとより蝶に集中できます。

初めて来るお客様もこの芸が一番お気に入りだった様子です。



比翼の竹

ここからソロの演技に入ります。

後見を入れて掛け合いのやり方もありますが、無理せず普段通りに。

比翼連理縁の祝ともいいます。

比翼連理は男女の深い結びつきを表した言葉です。



今日は六段になり連理の白紙へ

この手品は色々な流れで演じてみましたが、結局デビュー直後からやってる流れに落ちつきました。

胡蝶〜比翼の竹〜連理の白紙

の流れはおめでたい日本手品を象徴させる流れにしてます。



ここで七華のソロ

昨年11月から色々と稽古をしております。

ニチリン

神田祭りともいいます。松旭斎のお姉さんを想像させる演技です。

3本ロープ

この選択は少し間違えたかなぁ、と思ってます。出来ればロープ切りの方がよかったですが一部で私が演じてしまい・・・次はロープ切りの方をやってもらおうと思います。

袖玉子

やり慣れた手順です。

やり慣れてるので任せるこちらも安心できます。



ここで再度私は出ていき

サムタイ

北見マキの18番でした。

とりわけ変わったこともやってませんし、いつも通りです。

ただこの手品はやり慣れると単純なように見えてかなり奥が深いです。とても難しい手品。




ラスト

夫婦引出

後見を入れて

こちらは胡蝶と並び稽古すればするほど熟成される芸だと思ってます。

若い時はこれを演じる技量すらありませんでした。

お客様からご指摘があり、まだこれから発展していく芸でもありそうです。



以上



合計90分ピッタリのショーでした。




改めてご来場の皆様、心より御礼申し上げます。




瀧之丞




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