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和妻の世界

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​浮かれの蝶

一枚の白紙で蝶々をしつらえ扇子の風をもって生きてるが如く扱うという芸です。江戸時代に柳川一蝶斎という手品師が創作した浮かれの蝶を継承しております。特色は一羽の蝶から男蝶と女蝶のつがいの扱い、子孫繁栄の千羽胡蝶の演技に源氏物語に準えた口上演出を加えられた格調高き芸です。この演目は天皇陛下ご高覧の意で天覧奇術と名付けられております。

蝶が舞う姿が華麗に舞台に溶け込み、観る方々に真の感動を与えるでしょう。

​夫婦引出

別名、お染久松通いの鞠とも言いまして、二重の引き出し箱に入れた紅白の鞠が袖へと通い、また袖から引き出しへと通うとても面白いものです。後半は紅白の御幣が出現し、その中から蛇目傘を取り出します。

紅白で縁起が良く、大変におめでたい手品です。関東では北見マキ、関西では帰天斎派のお家芸だったものを継承し演じております。

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傘道中

別名として千本傘や江戸道中傘づくしと呼ばれる。沢山の舞傘が取り出される姿は西洋手品にはない華やかさがあります。万倍芸と呼ばれる手品に含まれ、一粒万倍の言葉どおり沢山の品物が出現します。この演目は大手妻に分類されます。和妻のイリュージョンと思っていただけたら良いでしょう。シンプルな一本傘の演目も好評であり、他に知る人が居ない養老の秘技〜ノッポリ〜も美しい演目です

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